探偵が行う人探しについて、料金の相場も解説。

探偵が行う人探しの方法。探偵はどうやって人探しを行うのか

探偵が行う人探しの方法や、人探しを依頼した際にかかる費用について解説していきます。
まずは探偵が行う人探しとはどういったものか、についてみていきましょう。

事件性がない民事の人探しができる

探偵が行う人探しは、基本的には事件性のない民事の人探しです。
事件性がある人探しは、探偵ではなく警察の領分です。

警察への捜索願との違い

自分にとって大切な人がいなくなってしまった場合、まずは警察に捜索願を出そうと考える人が多いでしょう。
ですが、警察に捜索願を出したところで、必ずしも捜査を開始してくれるとは限りません。

警察は捜索願を受理したあと、捜索願を一般家出人と特異行方不明者に分類します。

特異行方不明者とは、幼い子供だったり、認知症が出始めている老人といった、ひとりで安全に生きていくことが難しい状態の人、または誘拐などの事件性がある人のことです。

一般家出人は、特異行方不明者以外の人を指します。特異行方不明者だと認定された場合、警察は捜査に乗り出します。
ですが、一般家出人に分類された場合、警察のデータベースに登録されはしますが、そのために動き出すということはないのです。

ですから、警察が動いてくれない案件の場合、探偵に依頼するという選択肢が出てくるわけです。

また、警察に捜査を依頼した場合、税金によって捜査は行われるので、基本的に料金はかかりませんが、探偵の場合、料金が発生するという違いもあります。

探偵が人探しをする方法とは？

次に、探偵が人探しをする方法について確認しておきましょう。

周辺に聞き込み、張り込み

探偵は聞き込みや、張り込みなどのテクニックを利用して人探しを行います。
探したい人がよく立ち寄った場所などに張り込むこともあるようです。

ネットを利用して探す

最近はネットを利用して人探しを行うケースもあります。

対象者の使っていたSNSをチェックして交友関係を洗い出したり、使っていた電子機器の履歴から、今いる場所を推測したりします。

最後の所在地からたどる

最後にいた場所を起点にして、その周辺から捜査を開始するケースもあります。

住んでいた住所の近辺や働いていたはずの勤務先など、最後の足取りからたどります。

独自のルートから探す

探偵は人探しのプロです。あらゆる人を探すための独自ルートを持っています。

今までの人探し調査の経験から探すポイントを絞っていく

本人の意思で失踪した場合、どこに逃げるのか、は個々人によって異なります。
ですが、失踪者が身を隠しやすいと判断する場所にはある種の法則性があります。

探偵はこれまでの経験から、失踪者が隠れやすいと考えるであろう場所を知っています。

探偵に人探しを依頼する費用とは？

最後に、探偵に人探しを依頼する場合、どのくらい人探し費用がかかるのか確認しましょう。

人探しの費用相場

人探しの費用には大きな差があります。

かかる人探し料金は１０万～１００万と幅があるため、相場はあってないようなものです。

探偵によって人探しの費用や料金プランは異なりますし、事件の難易度によってかかる費用も変わってきますから、事前に複数社から見積もりを出してもらうのが良いでしょう。

よくあるのは、捜査にかかった時間分の料金を請求するプランです。

たとえば、一時間１万円の調査員が毎日５時間５日間に渡り調査を行ったとします。

その場合、１万円×５時間×５日間＝５０万円プラス交通費などの諸経費が人探し費用となるわけです。
つまり、時間制料金プランの場合は、捜査が早く終われば終わるほど安価になるのです。

探偵によっては空振りでも費用がかかる

探偵によっては、人が見つからなくても費用がかかる場合があります。
と、いいますか、ほとんどの場合は、見つからなくても費用は発生します。

ただ、例外的に完全成果報酬型を導入している探偵事務所の場合は、成果が得られなければ料金は発生しません。

完全成果報酬型とは、人が見つかった場合にのみ料金が発生し、見つからなければ無料だというものです。この料金プランは探偵側にリスクが高いため、成功報酬は高めに設定されています。

完全成果報酬型と近い料金プランには、成果報酬型があります。

成果報酬型とは、前金を払い、そのあと、人が見つからなければそれ以上の費用は発生せず、人が見つかった場合は追加で成功報酬を支払うというものです。
時間型料金プランがいいのか、成果報酬型がいいのか、完全報酬型がいいのかは、個々のケースによって異なります。比較検討して自分のケースにあった料金プランを選びましょう。

安価にしたいなら情報をしっかり伝えよう

当然ですが、人探しは難易度が高ければ高いほど高額になりがちです。

逆に、すぐに見つかりそうな場合は安価になります。
捜査をスムーズに進め、料金をリーズナブルに抑えるためにも、自分が持っている情報はすべて探偵に伝えましょう。